赤坂 - Wikipedia

赤坂

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
移動: 案内, 検索
東京都港区赤坂については「赤坂 (東京都港区)」を、そのほかの赤坂については「#主な赤坂」をご覧ください。

赤坂(あかさか)は日本の地名または苗字。地名としての赤坂は日本各地に分布している。苗字としての赤坂は、赤坂地名に発祥しており、例えば陸奥国白河郡石川荘赤坂に発祥した赤坂氏(大和源氏石川氏庶流)などがある。

目次 [非表示]
1 由来・沿革
2 主な赤坂
3 脚注
4 参考文献
5 関連項目
6 外部リンク

由来・沿革 [編集]各地の赤坂地名は、赤土の坂に由来すると解されている。このほか急な「上がり坂」がアカサカへ転訛したとする説などがある。赤坂地名は傾斜地や丘陵端にあることが多い。

赤坂地名は古くから現れており、早くは奈良時代中期の「平城京出土木簡」に備後国沼隈郡赤坂(現:広島県福山市赤坂)が、『続日本紀』に伊勢国鈴鹿郡赤坂(赤坂頓宮)の記事がそれぞれ見え、平安時代中期の『延喜式』『和名抄』には備前国赤坂郡と備後国赤坂郷が見えている。鎌倉期に入ると、美濃国不破郡赤坂(→赤坂宿 (中山道)。現:岐阜県大垣市赤坂)、三河国宝飯郡赤坂(→赤坂宿 (東海道)。現:愛知県豊川市赤坂町)、筑前国那珂郡赤坂(→赤坂 (福岡市)。現:福岡市中央区赤坂)などが史料に現れるようになり、その後、南北朝期、室町期、戦国期を通じて赤坂地名が史料上に多く検出されている。

赤坂地名のうち特に著名なのが東京都港区の赤坂である。東京の赤坂は中世以前には見られず、江戸初期に発祥したと考えられている[1]。由来には、茜山への坂(現在の紀伊国坂)によるとする説、赤土の坂によるとする説などがあるが、寛永年間に建てられた江戸城の門が地元の小字から「赤坂御門」と呼ばれるようになり、ここから赤坂が一帯の地名になったと考えられている[2]。

主な赤坂 [編集]地名、宿場
赤坂 (東京都港区) - 東京都港区の一地区。TBS本社、アークヒルズなどがあるビジネス街。
赤坂 - 赤坂と六本木の境界にある南部坂の別名。
赤坂宿 (東海道) - 東海道の江戸から数えて36番目の宿場。愛知県豊川市赤坂町。
赤坂宿 (中山道) - 中山道の江戸から数えて58番目の宿場。岐阜県大垣市赤坂。
千早赤阪村 - 大阪府南河内郡千早赤阪村
赤坂町 - 岡山県赤磐郡赤坂町(あかさかちょう)。現赤磐市
赤坂郡 - 岡山県および備前国にかつてあった郡。磐梨郡との合併により、赤磐郡となった。
赤坂 (福岡市) - 福岡市中央区にあるビジネス街。中央区役所などがある。繁華街天神の隣に位置する。 
赤坂 (北九州市) - 福岡県北九州市小倉北区の町名。1866年の小倉戦争における最大の激戦地。
青森県黒石市赤坂
秋田県横手市赤坂
宮城県仙台市青葉区赤坂
栃木県佐野市赤坂
群馬県吾妻郡中之条町赤坂
千葉県成田市赤坂
山梨県甲斐市赤坂台
長野県小諸市赤坂
福井県越前市赤坂
愛知県名古屋市千種区赤坂町
和歌山県海南市北赤坂/南赤坂
岡山県岡山市中区赤坂台/赤坂本町/赤坂南新町
広島県福山市赤坂
福岡県飯塚市赤坂
佐賀県唐津市肥前町赤坂
鉄道駅
赤坂駅 - 曖昧さ回避ページ
脚注 [編集]1.^ 『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1978。
2.^ 俵元昭 「赤坂」項(『国史大辞典 1』 吉川弘文館、1979)
参考文献 [編集]『角川日本地名大辞典』各巻、角川書店
『日本地名大百科 ランドジャポニカ小学館、1996。
金井弘夫編 『新日本地名索引』 アボック社、1993。
俵元昭・近藤昭次・高牧実 「赤坂」項(『国史大辞典 1』 吉川弘文館、1979)。
関連項目 [編集]赤坂で始まる項目の一覧
赤坂駅 - 日本各地にある赤坂駅の一覧。
外部リンク [編集]赤坂 - ウィキトラベル
赤坂商店街ホームページ 
カテゴリ: 日本語の姓


以上、赤坂 - Wikipediaより転載


〔PR〕
赤坂特許事務所